オート昇龍考察

まずは、どれだけ対空が難しいか。から。

飛びへの対処は色々あるが最も簡単なのはガード。次にセビバクステ。かな。
対空攻撃が出ないプレイヤーでも、これらは毎回する。というのも多い。

レバーを後ろに倒すこと、さらにセビボタン押すなら1ボタン対空ボタン押せば、と思ってしまう。

が、例え1ボタン対空であろうと対空となると途端に難しくなる。

何故か。
1番大きいのは、タイミングを図る必要がある、ということだろう。

ガードやセビは、言うなら持続が無限に続く対空拒否技。
飛びを見て攻撃が発生するまでの間いつでも、レバーを後ろに倒すなりセビ押すなり出来る。

1ボタン対空は例えめっちゃ強いモノでも、タイミングだけはある程度考えなければならない。そこに意識を割くのが大変なのだ。

次に、間合い。1ボタン対空で強いモノは間合い管理があまりいらないが、
自キャラの対空が弱い場合複数の対空技を使い分けなければならない。
昇龍拳の場合は、さらにコマンドも入れなければならない為難易度はさらに上がる。

ガード、セビは間合いも関係ない。

では、対空が上手いプレイヤーはどうしているのか。上をに意識を割いてる時間と地上戦の間合い管理が上手いのだ。
言いかえると、相手を飛ばせるのが上手い、と言える。

地上を制圧し、相手が苦し紛れに飛びそうな時には、対空に最適な間合いをすでにとっていて、最大リターンの対空技を放つのである。

では、対するオート昇龍とは何か。
一般には対空が上手い人のことを言うと思うが、俺は違うと思う。

山梨の誇る伝説のリュウ使い、ま◯よ◯さんを例に取る。ちなみに彼は強さは並だが、プレイスタイルがなんかレジェンドっぽいだけである。

彼はどんな時でも必ず対空昇龍がでる。大で、根元。アッパーで妥協することもなければ、相打ちになることすらない。飛びを誘ってる誘われてるわけでもない。ただ、ひたすらに対空昇龍が必ず出る。

どうすればそんなに対空昇龍が出るのか聞いたところ、ここにキャラが来たらボタン押せば良いんだよ。リュウの肩のちょっとナナメ前当たりを差して言った。

しかし、さすがにそれは無い(彼がウソをついているのではない。それを意識しているのは本当だが無意識に別の所を意識しているハズだ)と、思い、ま◯◯しさんに飛びを通すべく思考錯誤してみた。

結果、通った。
それは、驚くべきことに春麗の飛びであった。たまたまではなく、何回でも通った。

何故、ジャンプスピードの遅い春麗の飛びが通るのか。
恐らく彼は相手がジャンプしたあと一定のタイミングでコマンド入力を開始。コマンド持続ギリギリまで引きつけ、例のポイントに来たらボタンを押す。来なければ押さないということをしている。

春麗の場合、ジャンプが遅い為、コマンド入力受付がすでに終わってしまい、昇龍が出ない。

その分全てを遅くすればいいのだが、それは脳のプログラムが組まれていないから出来ない。

これこそがオート昇龍だな、と思った。言い変えればCPU昇龍。CPUのような精度の対空昇龍を持っているが、逆にCPUのように騙しやすい。

ちなみに現在は様々な飛び、空中軌道変化技に対応すべく、普通の対空の上手い人になっている。
釣りに強くなったが、普通の飛びもたまに通る。
若干寂しくも感じる。

以上、オート昇龍考察でした。